ドライアイとは涙の量が少なかったり、涙の質が悪かったりと涙の異常により目の表面の健康が損なわれる病気です。症状には、目が疲れる、目がゴロゴロする、充血する、ものがかすんで見えるなどがあります。
ドライアイの程度もさまざまで、角膜に傷がついたり角膜への感染症を引き起こしたりと、危篤な状態になることがありますので、眼科医の診察や普段からの予防やケアが大切となります。
ドライアイの予防やケアには、生活習慣やワークスタイルの改善、目薬の点眼などが一般的な対策です。
近年では仕事や家庭でパソコンを使用する機会がますます増加しています。パソコンの画面を見るときは、モニターの位置を眼の高さより低い位置にして、上目遣いに見ないようにしましょう。また集中して見続けると、まばたきの回数が減るので、意識してまばたきを増やすように心がけましょう。適度な休憩を取ることはもっとも大切で、一般的には60分のパソコン作業で10〜15分程度は休んだ方が良いとされています。
眼の乾燥を避けるためには目薬や、加湿器の使用、目を遠赤外線などで温める目の温熱治療があります。また、涙の蒸発を防ぐ保護メガネの使用も有効な場合があります。ドライアイの症状が少しでもある方は、今回ご紹介した予防やケアを試してみてはいかがでしょうか。