花粉症はスギなどの花粉に対するアレルギー症状の総称で、目や鼻の「粘膜」についた花粉を排除しようとして体が過剰に反応してしまうため起こります。「充血」「かゆみ」「目ヤニ」「鼻水」などに悩まされることになりますが、これらの症状を少しでも軽くするためには次のような対策が有効です。
花粉が飛び始める2週間ほど前から薬を使い始めるとシーズン中の症状が軽くすむことがわかっていますので、症状が出る前から点眼、内服を始めるのがお勧めです。
花粉の飛入を防ぐためには、単純ですがメガネやマスクが最も効果があります。ゴーグルのように周囲を覆うタイプが有効ですが、普通のメガネでも60%ブロックしてくれるといわれています。普段コンタクトレンズを使っている方も、この時期だけはできるだけメガネを使いましょう。
飛散の多い時間帯の外出を避け、洗濯物を外に干さない、室内に入るときには花粉を払うなど花粉を家の中に持ち込まないよう気をつけましょう。人工涙液の点眼で目に入った花粉を流すことも有効です。
適切な治療や予防法でつらい花粉症の時期を乗り切りましょう。